昨日、テレビを観ていたら
「ロジハラ」というハラスメントについての特集をやっていました。
「ロジハラ」（ロジカルハラスメント）というのは
正論ばかりを突きつけて、相手を追い詰めるハラスメントの事。
論理的に正しい指摘であっても、相手を思いやる心がない人だったり
優位に立とうとする人だったりを指すらしい。
例えば・・・
友達に軽く愚痴を言っただけなのに
「あなたに非がある」と言われたり
仕事でミスした事は分かっているのに
上司から「なんでミスをしたのか？」と怒られたり
・・・このような事がロジハラに当たるのだという。
今は、正論ではなく共感を求める時代らしい。。。
う〜ん。。。共感ねぇ。。。
時と場合にもよるけれど
本音で話せなくなったら
世の中、どんどんおかしな事になってしまうんじゃないかなぁって
私は思っちゃうんですよね。。。
そんなロジハラを、特に意識していた訳ではないのですが・・・
私が人事の仕事をしていた頃
会社に対しての不満であったり
人間関係だったりで悩んで
会社を辞めたいというような相談を私にしてきた時
私には、言わないように心掛けていた言葉があります。
決して、会社の方針とかではなく
私自身の個人的な心掛けですが・・・
それは・・・
◎ どこに行っても同じ
◎ あなたのため
この２つです。
「〜するのが嫌だ」
「〜だれだれと上手く行かない」
「だから会社辞めたい・・・」
こんな相談に対して・・・
「どこに行っても同じだよ」
「今逃げたら、どこに行っても同じ事の繰り返しだよ」
「あなたの為を思って言ってるのよ」
相談に乗ってくれた上司や同僚が必ずと言っていい程、言う言葉じゃないでしょうか？
もしかしたら、仲のいい友達や両親も言うかもしれませんね。
でもね、そんなの分かっちゃいるんですよ。
本人が、ちゃんと分かっているんです。
そもそも相談しにきている事から
どうにかして欲しい
なんとか、この状況を変えたい
・・・と、思っているので
正論はあまり必要としていないんですよね。
私なんかは・・・
どこに行っても同じでも
同じ事を繰り返すとしても
私の勝手でしょ！って思っちゃいます。
この会社を辞めてしまえば
どこかに行って同じ事を繰り返そうが、苦しもうが
あなたには関係ない事でしょ！って。
それに「あなたの為」じゃなくて
辞められたら困るから言ってるんじゃない？
・・・って、腹黒な私は、そう思っちゃいますが。
でも・・・
辞めようが
同じ事を繰り返そうが
苦しもうが・・・
今も、これからも
その人自身の問題なんですよね。
私たちは、ちゃんと経験して
そこから、ちゃんと学んでいるものです。
そして、どうしたいかは
自分自身（潜在意識）が
ちゃんと分かっているんです。
なので、これからどうしていくかは
本当に、その人次第なんですね。
だから私は、相談してきてくれた従業員には
会社として出来る改善策と
従業員の気持ちの切り替え方や考え方の
ヒントをお伝えしていました。
それを踏まえて、悩みながらも
自分自身で答えを出していってほしいなと思っていました。
そしてその答えが・・・どんな結果であろうと、その人自身が決めた事。
私たちは、ただ背中を押すだけなんですよね。
