数年前、憧れの名古屋嬢になりたくて
勇気を出して美容室に行きました。
それまでは、ほとんど黒髪で
後ろで1つに縛ってるくらいの
全くオシャレっ気もない感じだったので
ガラリと雰囲気が変わったと言っても過言ではないくらい。
自分自身も嬉しくて、憧れの髪型にするだけで
こんなにも気分も上がるんだと思ったの覚えています。
でも・・・次の日に会社に行ったら同僚から
「何!その頭!」
「その髪型、いくら掛かったの?」
「そんな事に2万もお金掛けて!」
・・・って言われたんです。
「大きなお世話じゃ!」ってブチ切れたけど
少し時間が経つと・・・
そんなに似合わなかったかな?
家族は、良いって言ってくれたんだけど・・・
自分では髪型も金額も納得してるんだけどな・・・
って、自分がまるで間違った事をしてしまったかのように落ち込み
トイレに行って、すぐに髪をまとめてしまいました。
でもね、そんな会話を聞いていた誰かに
言われたんだと思うんだけど・・・
午後になって同僚が私に謝ってきたんです。
「私がパチンコやタバコに多くのお金を使ってるのと同じで
好きな事にお金を使ったんだよね。」
「何にお金を使うかなんて、人それぞれだね」
・・・って。
同僚は、髪型であったりオシャレには全く興味はなく
そういう事に使うお金があったら
パチンコやタバコに使いたいと思ってると。。。
別に私の髪型がおかしかった訳じゃなかったので
ホッとしたのと同時に
この同僚は、自分と違う価値観などを持ってる人を
理解しようと努力してくれたんだなって思ったのです。
自分と考え方や価値観が違ったり
自分と同じように行動しない誰かがいると
「間違ってる!」って
拒否したり、批判したりする人もいますよね。
そして自分と同じようにしようとしたり。。。
でも・・・
◎ 他人は自分とは似てる事はあっても別物
◎ 優先順位も人それぞれ
・・・なんですよね。
生まれてきた環境も違えば
周りに存在してきた人間関係も異なる誰かは
考え方も価値観も違えば感じる感覚も異なります。
そして、そうやって過ごしてきた誰かは
何かをする時・選択や決断する時の優先順位も異なるものなのです。
自分と同じようにしようと強制出来るものでは
決してないのです。
同僚は、誰かに言われて
もしかしたら一時、嫌な思いをしたかもしれません。
でも、誰かに言われた言葉を一旦受け入れて
理解しようとしてくれた事に
すごいなぁ!って思うのと同時に感謝がありました。
私も受け入れられない事だったり
拒否反応が出る時もあるけれど
いつも、あの時の同僚を思い出しては
「私とみんなは、違う」
「そういう考えもあるんだね」って
受けれようとする気持ち、理解しようとする自分でいたいと思っているのです。